ファシリテーションスタイルを学ぶ


ファシリテーション協会 九州支部1月定例会に参加して

2026年1月10日(土)、ファシリテーション協会 九州支部の1月定例会に参加しました。
テーマは
「こんな時あなたならどうする?~公開セミナーで出た質問から考える自分のファシリテーション再確認~」

日頃の活動のなかで、自分のファシリテーションスタイルを振り返りつつ、新たな視点や発想を得たいと思い参加しました。

当日は、1時間ごとにテーマが変わるグループセッション形式で進行。最初のセッションでは、私がファシリテーターを担当し、同じグループの4名(私を含む)で、「ある会社(団体)の会議において、ファシリテーターをどう支えるか」という課題に取り組みました。

会議の準備、進行やプロセス管理、そして収束まで――。
それぞれの専門性や経験から出される意見が、まるで化学反応を起こすかのように活性化し、議論はどんどん深まっていきました。専門職同士だからこその、ファシリテーションの質の高さを改めて実感する時間でした。また、議論の過程をグラフィックとして可視化し、成果物として持ち帰ることができた点も、大きな収穫でした。

今回の研修を通して、特に印象に残った学びは次の3点です。

① 視野・視点・視座で課題を見ること
視野は「どこまで見渡して捉えているか」という範囲。
視点は「どこに注目して見るか」という着目点。
視座は「どの立場・価値観から考えているか」という立ち位置。
この3つを意識的に行き来することで、同じ課題でも見え方が大きく変わることを、体感として理解できました。

② 参加者を“お客様”にしないこと
参加者を当事者として巻き込み、研修や議論を「一緒につくり、深めていく」関わり方の重要性を再確認しました。これは場づくりの当日だけでなく、準備段階からの仕込みが鍵になります。参加者への目配り・気配り・思いやりをどう設計するか。この取り組みを自分なりに体系化し、実践に生かしていきたいと感じました。

③ 言葉のチョイス力
議論や課題を整理する際、ファシリテーターは簡潔なキーワードを選びます。腹落ちするキーワードとは、「うまくまとめた言葉」ではなく、「参加者が、うすうす感じていたことを代わりに言語化した言葉」なのだと思います。
必要なのは「まとめる力」以上に、「言い当てる力」。その重要性を改めて認識し、この力を高めるためのトレーニングを始めました。

今回の定例会は、自分のファシリテーションを見直し、次の一歩につなげるための、非常に実りある時間となりました。

日本ファシリテーション協会 九州支部ではさまざまな研修があります。会員でなくても参加できますので、ホームページをチェックしてください。
詳細はこちら→九州支部 – FAJ:特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会

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