別府でつながった不思議なご縁

目次

別府でつながった不思議なご縁

7月、大分県別府市で産業カウンセラー仲間の知人と、1年ぶりにお酒を酌み交わしました。彼とは10年来の付き合いで、昨年からは仕事でも関わるようになり、話す機会も増えています。

別府駅前

この日は別府駅前の飲食店を何軒か巡りながら、近況報告や昔話に花が咲きました。途中、知人の行きつけの店「に志」では、落ち着いた雰囲気と美味しい料理に舌鼓。私が宮崎県延岡市出身だと話すと、「同じ延岡で『高千穂』という料理店を営むご夫婦が、この店によく来ている」と教えてくれました。別府まで足を運ぶそのご夫婦のご縁が気になり、いつか会ってみたいと感じました。

そして、9月19日(金)、先輩と料理店高千穂にいくと、テーブルには、写真の予約用紙が置いてあり、賑やかな店内、キビキビと働く10代の男女。先輩が、とても気持ちのいい店だね、来て良かったと話してくれた。料理も、安くて美味しいので、改めてこの店を選んでよかったと感じた。

高千穂

高千穂を予約した夜

それから1か月後、元職場の上司から「一緒に飲まないか」と連絡があり、私が店を手配することに。迷わず「高千穂」を予約しようと電話すると、すでに満席でカウンター席のみ。ところが、予約後にお店から「キャンセルが出てテーブル席が空いた」と連絡をいただき、ありがたく予約を変更しました。

迎えた9月19日(金)、先輩と高千穂を訪れると、写真付きの予約札がテーブルに置かれ、店内は賑やか。10代のスタッフがきびきび働く姿に、先輩も「気持ちのいい店だね、来てよかった」と喜んでくれました。料理はどれも手頃で美味しく、改めてこの店を選んで正解だと感じました。

別府へ通う理由

オーナーご夫婦とも話す機会があり、別府へ通う理由を尋ねると「橘劇団の舞踊ショーを追いかけている」とのこと。さらに、延岡では深夜3時まで営業するお茶漬けの店を、東京では同じ名の「高千穂」を経営していることも教えていただきました。飲み会は午前様となり、最後はそのお茶漬けで締めて帰宅しました。

人と店をつなぐ小さな奇跡

後日、「に志」を紹介してくれた知人に報告すると、とても喜んでくれました。ちょっとしたつながりから生まれた、楽しい出会いと美味しい料理。人と店、人と人とがつながる小さな奇跡に、心が温まるひとときでした。

目次