実践的OJT手法を現場に生かすために


12月8日(月)から19日(火)まで、大阪府岸和田市にある近畿職業能力開発大学校にて、「技能継承と生産性向上のためのOJT指導者育成」をテーマとした研修を受講しました。
講師は、株式会社モア・クリエイト 代表取締役の天方健二氏。生産現場を熟知された立場から、現場力強化と技能継承を実現するための考え方と具体策について、実践を軸にした講義が行われました。

研修を通じて強く感じたのは、「OJTは精神論ではなく、設計できるもの」であるという点です。
人材育成計画の作成方法、作業分析手法、技能指導法(OJT指導法)について、実際の現場を想定した事例や様式をもとに解説があり、研修講師としても非常に示唆に富む内容でした。抽象的になりがちなOJTを、「誰が・いつ・何を・どのレベルまで育てるのか」という視点で具体化していく重要性を再認識しました。

特に印象に残ったのは、IE手法の一つである「ワークサンプリング」を用いた作業分析です。
作業を感覚や経験だけで捉えるのではなく、事実として可視化することで、育成ポイントや改善余地が明確になる。この考え方は、OJT指導者育成研修を設計するうえでも、非常に有効だと感じました。

研修の主な内容は以下の通りです。

1.人材育成実施の要件
2.人材育成計画作成法(事例をもとに検討)
3.演習:OJT人材育成計画の作成
4.作業分析手法の一例としてIE「ワークサンプリング」を理解する
5.演習:「ワークサンプリング」による作業分析
6.まとめ「今日の成長を明日からの業務につなぐ」

研修講師として、受講者に「何を伝えるか」だけでなく、「どう現場で使ってもらうか」を常に意識しています。今回の学びは、今後のOJT指導者育成研修や、技能継承・生産性向上をテーマとした研修設計に、具体的な形で反映していきたいと考えています。



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