11月7日(金)より12月9日(日)まで、全国の地域づくり団体や行政関係者が一堂に会し、自主的・主体的な地域づくりに資する全国レベルの研修や情報交換を行うとともに、栃木県の多彩な地域づくりを全国に発信することを通して、県内外の地域づくりネットワークの強化・活性化を図ることを目的に開催されました。(以上、栃木県庁ホームページより参照)
今回の全国大会は栃木県内を13ブロックごとに多彩なプログラムが準備されました。詳細はこちら
私は、第3分科会の栃木市を選択。開催テーマは、地域の「くう」「のむ」「まなぶ」をつなぐ「わ」のまち 栃木市。

1日目は、全国有数のビール麦の生産量を誇り、ぶどうの栽培が盛んな大平地域にて、ビール麦の契約栽培を広めた田村律之助の功績を子どもたちに広めようと活動する「田村律之助顕彰会」の活動報告や、地域の歴史や思わず人に伝えたくなる、おおひらのスキ♡・ドキッ!を発信する『おおひら「世間」遺産プロジェクト』の紹介がありました。
夜の交流会では、ご当地ビールと地場産ワインをご堪能。

この場所は、重要伝統的建造物群保存地区に指定はされていませんが、1キロ離れた場所でも、懐かしい街並みがそのまま残っています。
2日目は、栃木県唯一の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている嘉右衛門町伝建地区で、活動するNPOの取り組みや、まち歩きをしながら若い世代による空き家・店舗・蔵の利活用を紹介されました。今もなお、江戸情緒が残る
蔵の街・巴波川沿いエリアを歩きながら、歴史を生かした栃木市のまちづくりを市民団体協力のもと体験しました。
古くは川と道を人々が行き交った栃木市内の二つの地域において、、今もなお「わ(和・輪・話)」をもって繋ぐ「くう」「のむ」「まなぶ」を堪能しました。

江戸まで川をつかっての物流が盛んにおこなわれた。両岸には、多くの蔵が並んでいます。
また、移動時間を利用して、宇都宮市の餃子をはしごしたり、閉会市議後、日光東照宮にも足を伸ばしました。
昨年、宮崎で3年をかけて全国大会を開催しました。苦労も多かったのですが、栃木市スタッフの頑張りが見えて、やなり「人」が地域を引っ張っていくことを実感するとともに、町づくりへの思いが大切なんだと感じました。栃木市分科会のリーダーが昨年の当ブロックに参加されていた方でしたので、分科会の良い所も悪いところも昇華されており、学ぶべきことが多かった大会でした。

江戸時代料理を再現したもの。昼食にいただきました。
栃木市の紹介(活動パンフレットより)
栃木市は、江戸時代に江戸との舟運や、京都からの日光東照宮への勅使が通る街道の宿場町として繁栄を遂げました。明治期には県庁が置かれ、「栃木県発祥の地」として、歴史や文化を礎とした農商工のバランスのとれたまちづくりが進められました。現在も中心部は蔵の街並みが残るほか、周辺部では農業が盛んで、米、ビール麦、ぶどう、イチゴなどの生産量は県内トップクラスを誇ります。また、市民活動も盛んで、週末には各団体によるイベントが多数開催されています。中でも2年に一度開催される「とちぎ秋まつり」は、絢爛豪華な江戸型人形山車が蔵の街を巡行する、栃木市最大のイベントです。