あしたのタネをまく
- 人生100年時代に生きるための「変わる力」について教えてください。
人生100年時代を生きる私たちに求められるのは、変化を恐れず、変化を楽しむ力だと思います。
しかし現実には、「目の前の生活に追われる」「理想どおりにいかない」「心の余裕がない」と感じることも多いものです。16世紀の経済学者グラシャムは、次のように言っています。
「大きな絵(計画や理想)が描けないから忙しくなる」
たとえぼんやりした計画でも描いていれば、ムダや無理に気づくことができる――。
つまり、理想や方向性を持つことが、日々の充実や変化への対応力につながるということです。だからこそ、完璧を目指すのではなく、1歩でも、1センチでも前に進むことが大切です。
その小さな一歩の積み重ねが、自分を少しずつ変えていく「変わる力」となり、
そしてその成長意欲こそが、人生100年時代をしなやかに生き抜く原動力になると信じています。