65歳以上で資格もない状況で就職を考えているが、どのようにしていけばよいか?

65歳以上を含むシニア世代の就職には、「やる気」と「健康管理(服薬管理を含む)」、そして「履歴書の工夫」と「仕事を選り好みしない姿勢」が大切だと、これまでさまざまな支援機関で就職支援を行ってきた経験から感じています。

戸籍上の年齢は変えられませんが、年齢に負けない“やる気”が何よりも重要です。たとえば、元気な声であいさつをする、仕事に対する熱意を伝える、これまでの経験や地域での活動を履歴書でしっかり表現する——そうした姿勢が印象を大きく左右します。

健康管理については、血圧が高いなどの課題があっても、きちんと服薬管理を行い、遅刻や早退なく勤務できることをアピールしましょう。もし体調面で不安がある場合は、週2日勤務や短時間勤務など、無理のない働き方を選ぶのも一つの方法です。

履歴書づくりでは、最寄りのハローワークが開催するセミナーに参加したり、シニア世代向けの専門窓口を活用したりするのがおすすめです。作成した履歴書は、窓口職員にチェックしてもらうと安心です。

仕事の選び方については、「やりたい仕事」から探すのではなく、「やりたくない仕事以外」から探してみるのも一案です。思いがけず、「やってみると意外に楽しい」と感じる仕事に出会えるかもしれません。

最後に、ハローワーク以外にも、宮崎県が運営する「みやざきシニア就業支援センター」の利用をおすすめします。求人バンクに登録すると、求職者はインターネット上で登録情報の確認・修正、求人情報の詳細閲覧、企業への応募リクエストなどが行えます。

シニアの就職支援

目次