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「できなことをできるようにする」

ちょっといい話 : 2021年12月29日(水)

先日、所属する地域づくりネットワーク協議会にて、研修会があり参加しました。講師は、南郷町もえる商忘会 団長 竹本正憲さん。

もえる商忘会とは、日南市南郷町にて、商いを忘れて地域を盛り上げる活動を行う、熱き集団。竹本さん(72歳)は名付け親でもあります。
地元の商店を経営しながら、3つの団体を掛け持ちしてします。寝る時間があるだけでありがたいと活動を続けられています。

久しぶりの懇親会で竹本さんのとなりに座った私は、じっくりお話をお聞きすることができました。特に印象的だったことをご紹介します。

「できないことをできるようにする」それは、ピンチはチャンス!
昨年、ドライブイン花火大会を開催されたそうです。コロナ禍であり、いろんなイベントが中止になるなか、2年続けての中止は地域のために良くない。そう考えた竹本さんは、「どうすればできるようになるか」を考えました。その結果、同町の漁港前の広場に駐車スペースをつくって花火を見てもらうことです。そこで車が1台留めて更に空きスペースがつくれるよう9メートル×4メートルの区画をつくり、駐車。花火の時だけ車の外で見てもらうことでした。

しかし、課題がたくさんあります。資金集め、有料での花火大会開催の賛否、交通誘導など。それらの課題をひとつづつクリアして無事成功させました。

このことは、コロナ禍で苦しんでいる私たちにいろんな示唆を与えてくれる出来事だと思います。できない・・といえば、それまでですが、できるように知恵を絞る、行動する、成果を出す。この熱が大切だということ、ピンチはチャンスにつながるということです。

2021年のドライブイン花火大会のちらしを掲載して、その熱の一部をお届けします。

ドライブイン花火大会
ドライブイン花火大会