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東日本大震災から11年目。節目で考える。

アラカルト : 2022年03月11日(金)
今日は、東日本大震災のあった日だ。

その日のことは、未だに覚えている。午後3時30分頃、和歌山に住む知人から「地震の被害はなかったですか」と、携帯電話があった。宮城と宮崎を勘違いしてのものだったが、その声からとても大きな被害であることが想像できた。

テレビでその様子を知ったのは夕方。日本はどうなる?そんな思いに駆られた。衝撃的な映像から、何もできないもどかしさ、虚無感を感じていった。

地震から数ヶ月後、何かできないかという気持ちが少しづつ湧いてきた。そんな折り、災害ボランティアの会に参加しないかという声がかかり、立ち上げに加わった。

会では、災害時の不安対応と心理的応急処置の方法を学ぶセミナーなどの開催や、防災士の資格取得、熊本地震の災害支援などを続けている。下記は2019年に活動を紹介するために制作したビデオ。

「ぼらたま(災害ボランティア)」紹介ビデオ

また、所属する宮崎「橋の日」実行委員会では、東日本大震災などを教訓に、高台避難の重要性を伝えようと、宮崎県で起きた過去の地震・津波災害を題材とした「とんところ地震」の紙芝居とDVDを2014年に製作。2020年には、絵本を制作して宮崎県教育委員会を通じて県内各小学校に寄贈した。下記のビデオは一昨年、地元テレビ局が絵本の読み聞かせとして取りあげていただいたもの。

【ゆっぴーチャンネル】武田アナの読み聞かせ⑮とんところ地震

国は、南海トラフの巨大地震が起きると、最悪の場合、死者は32万人を超え、経済被害も220兆円を超えると想定している。一方で、対策を進めれば被害を大幅に減らせる可能性があるとされている。

もし、今日地震が起きたら・・・。家族や地域を守れるか。一市民としてできることはないか。目先の活動でお茶を濁していないか。今日は、そんなことを考える日にしたい。