現在、私は公的機関や企業で、年間100名以上の求職者や働く人にカウンセリングを行いっています。
そのため1年に1度、自己のカウンセリング効果を検証し、改善するためにスーパービジョンを受講しています。スーパービジョンとは、相談事例をもとにスーパーバイザーと呼ばれる指導者の助言を受け、働く人やその家族の悩みに寄り添うための能力を高めることを目指します。これにより、産業カウンセリングの実践力を向上させ、産業カウンセラーとして成長することが目的です。
このスーパービジョンの時間は、1対1で真剣に向き合う場です。指導者からは鋭い指摘や助言を受けることがあり、今回も私を含めた3名の産業カウンセラーが、各自1時間ずつ、計3時間にわたり学びました。
また、これはお互いの事例から学ぶ貴重な時間でもあります。鋭い指摘に涙するメンバーもいますが、それは悔しさではなく、気づきを得た喜びの涙です。この気づきが、相談者への支援の源となると考えています。