所属する日本産業カウンセラー協会の広報誌に、オリンピックにちなんで海外と日本の働き方を比較したデータが紹介されていましたので、この記事の一部をお伝えします。
労働時間
2022年のOECD調査によると、世界の主要国の年間労働時間で最も長いのはコロンビアの2,405時間、2位はメキシコの2,226時間です。アメリカは1,811時間で12位、日本は1,607時間で30位、最も少なかったのはドイツで1,341時間でした。
平均賃金(年収)
同じ調査によると、平均賃金の1位はアイスランドの79,473ドル、2位はルクセンブルクの78,310ドル、3位はアメリカの77,463ドルです。日本は25位で41,509ドル、最下位はメキシコの16,685ドルでした。
男女間の賃金格差
この調査では、男女間の賃金格差が最も大きい国は韓国で31.2%、2位はイスラエルの25.4%、日本は4位で21.3%です。これは、フルタイムで働く男性の賃金を100とした場合、女性の賃金が約78.7になることを意味します。アメリカの格差は17.0%、最も格差が小さいのはベルギーで1.2%でした。
有給休暇の取得率
総合旅行サイトのエクスペディアが行った「有給休暇の国際比較調査」によると、2022年の日本の有給休暇取得率は60%で、ワースト2位でした。1位は台湾の120%、最下位はアメリカの35%です。
・この結果を見て、皆さんはどう感じられましたか?海外に目を向けてみると、当たり前と思っていたことが実はそうではなかったり、新しい視点が生まれたりするかもしれません。