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魅力いっぱいの地域づくりへ

第38回地域づくり団体全国研修交流会in長崎に参加しました。

近況報告 : 2022年11月12日(土)
令和4年11月4日(金)~6日(土)まで、第38回地域づくり全国研修交流会長崎大会が開催された。私は、宮崎県地域づくりネットワーク協議会の一員として参加した。

今回が、本大会に参加した目的は3つ。2年後に控えた宮崎大会開催のため、運営を含めた情報収集をすること、長崎県の地域づくりについて学ぶこと、宮崎大会への参加呼びかけである。

4日(金)宮崎を出発したメンバーともに福岡経由、西九州新幹線にて長崎へ。初めての列車で降り立った長崎は、新しい街づくりに向け整備中との印象。長崎市のホームページによると、長崎駅舎(在来線)の開業、西口駅前広場の整備、出島メッセ長崎の開業、西九州新幹線の開業など、新たなにぎわいをつくるために長崎駅の周辺ではさまざまな計画が進行中とのこと。

18時から開催された全体交流会では、主催する長崎地域づくりネットワークの皆さん他関係機関のあたたかいおもてなしを受けた。コロナ禍2年間延期されたなかで培った主催者の力強い思い、一方NHK朝の連続ドラマ「舞いあがれ!」の舞台が長崎になっていること、西九州新幹線の9月開業などによる勢いも感じた。

(写真は、懇談会、美しく迫力のある歌声に魅せられたコーラス)

2日目。参加者は、県内13会場にて行われた各分科会に移動。私は、9分科会に参加するため、7時に長崎県庁前を出発し、博多港経由で対馬市へ。バスと船を乗り継ぎ、13時に厳原港に到着。

(大海原の中、ジェットフォイルは時速80キロで一路、対馬へ)

ここで簡単に私が見聞きした対馬市の3つの印象を伝えたい。韓国から高速船で70分。コロナ前は人口3万人の町に、年間40万人の観光客が来ており、市内のいたるところにハングル文字の案内があった。古代より国境の島として国防上重視され、現在もまた、海上自衛隊の対馬防備隊が置かれている。

(幻想的な雰囲気を醸し出す和多都美神社)
 
江戸時代、朝鮮通信使は幕府の交渉の窓口として重要な役割を担っており、対馬万松院には、堂内には朝鮮国王から贈られた三具足、徳川将軍の大位牌が並んでいる。

(烏帽子岳より)
 
昼食は、地元あなご定食。しっかりした歯ごたえで美味しいあなごの刺身、ふわっふわの穴子の天ぷらは絶品。

その後、観光ガイドとともにまち歩き。観光情報館ふれあい処つしま、金石白跡、金石城庭園、万松院など巡った。ガイドの小島さんのエピソードを交えた丁寧な説明は、印象に残っている。

(対馬歴史博物館にて)


(万松院境内より)

15時30分からは、対馬歴史博物館にて、同市で地域づくりをおこなう5つの団体(対馬観光ガイドの会やんこも、対馬CAPPA、コノソレdaidai、MIT)より活動紹介。県外からの20代~30代の移住者が、商品開発や対馬のブランド品の開発などを担っていることが印象的だった。

18時30分より夕食交流会。全国から地域づくりメンバー16名とともに、豊玉町千尋藻の「海小屋吉栄」にて、海鮮バーベキュー、地元の食材、地酒などが準備され、3時間、飲みお互いの活動について語り合った。

宿泊は、3グループに分かれ、私はメンバー6人と民泊吉栄へ。ご夫婦によるあたたかいおもてなしを受け、民泊ならでは、人と人とのぬくもりを感じた。

(民泊先にて)

朝食後、全体会の会場への移動中、河内酒造を見学。
 
10時からは、対馬博物館にて全体会へテレビ会議による参加。私たち対馬の活動を含め、全13分科会の報告をビデオやスライドなどを使っておこなった。

 
昼食は、対馬厳原港フェリーターミナルで、対馬のマグロづくり弁当「トロの華寿司」。2階のラウンジより、港の風景を見ながら、2日間の旅を振り返った。
その後、行きと同じ船、ジェットフォイル「ヴィーナス」で博多港経由にて空路宮崎へ。考えてみると、23年前全国大会を宮崎県で開催する際、準備の段階で、2回連続で全国大会に参加したことを思い出した。どの地域でもやはり「人」次第だと改めて感じた。

今回の研修に参加して、全国大会への準備を前倒ししておこなう必要性があること、システマティックな運営形態をつくり上げること、参加者の皆さんにどんな思いや情報を提供できる場をつくれるか。以上が具体的に見えてきた3日間。しっかり準備をしていきたい。
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